NPOになってからは初めての参加でした。所沢市役所1階の広いロビーの一角にパネル4枚ほどのスペースを頂戴し、意見発表を行いました。
テーマは3点。
①TPP(環太平洋経済連携協定)と私たちの暮らし
②斑点米と農薬
③3.11原発事故以降この2年間の放射能検査結果
1、TPPについてもっと知ってもらいたいことが参加の動機のひとつでした。文字だらけのパネルは見易いとは言えなかったかもしれませんが、それでも丹念に読んでくださった通りすがりの市民の方、ありがとうございました。
アメリカの大統領選挙の結果はこの協定の発効を難しいものにしたかもしれませんが、私たちの日常の暮らしが常にグローバル企業の経営戦略の標的にされていることははっきりしたと思います。
2、斑点米のパネル展示も好評でした。色彩選別機ではじかれてしまって目にすることがない斑点米ですが、それを出さないために大量に使われ続けている農薬について知って欲しいと思い展示しました。初めて知るという方がほとんどでした。
3、生活村と提携し野菜を届けてくださっている農家さんの土壌の放射能検査をこの5年続けています。値はセシウム134の半減期(2.1年)が過ぎて大きく減るかというとそうでもありません。静岡県の土壌と比べると関東の値がけっして少なくないということもわかります。これからも所沢生活村独自の検査を続けていきます。どれだけ無用な理不尽な放射能汚染にさらされているのかを忘れないことが脱原発の第一歩だと思います。