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大きなヘチマみたいな、すくなかぼちゃ

なに?なに?これ~?
大きなヘチマのような、この姿。
長さは40㎝ほど、重さは1.5㎏ほど。野菜として、インパクト大!


で、なにかと言うと・・・本日、帰農志塾さんから届いた「すくなかぼちゃ」です。

 

すくなかぼちゃは、もともとは飛騨で自家栽培されていた伝統野菜で、2002年に旧丹生川村役場によって商標登録されたのだそうです。


「すくな=宿儺」の名の由来は、任徳天皇の時代に飛騨に現れたという鬼神「両面宿儺」なのだとか。ふふふ、かぼちゃを見ると、鬼神というほどの迫力はない姿形ですけど。

 

両面宿儺は、「日本書紀によると、一つの胴体に二つの顔があり、手足が各4本ある怪物として恐れられ、大和朝廷に背いたとして難波根子武振熊(ナニワノネコタケフルクマ)に討伐されたとあります。しかし、飛騨地方では、両面宿儺は武勇にすぐれ、神祭の司祭者であり、農耕の指導者でもあったと言われ、地域を中央集権から守った英雄であったと語り継がれています。(飛騨高山観光公式サイトより)」とのこと。

「地域を中央集権から守った英雄」だったと知ると、かぼちゃにその名を授けた地域の人たちの熱い郷土愛が伝わってくる気がします。
甘くておいしいかぼちゃですが、そんな骨太な歴史物語が背景にあるのですね~。

 

もうすぐ冬至。ホクホクほっこり、味わっていただきましょう。