所沢生活村の代表を務める比嘉は、とっても食いしん坊。安心して食べられる、おいしいものに目がありません。お味噌や梅干しや漬物を作ったり、割れてしまった卵でオムレツを焼いたりしては、「これ、食べてみて」とにっこり笑顔ですすめてくれます。そんな比嘉ですが、いつも社会の在り方について思索し、その思いを毎月の会報に「巻頭言」として綴っています。
毎日のご飯は、政治につながっている。
そのことに気付かせてくれる比嘉の文章を、ブログでもご紹介します。
真珠湾攻撃から80年、沖縄の本土復帰から50年。コロナパンデミックの真っただ中で迎えた新しい年。昨日は名護市長選挙で基地容認の現職が当選した。日米安保条約を結んで米軍を駐留させることを選んでいる私たちがその責任をいつまで沖縄だけに押し付け続けるのだろうか。世界有数の豊かな日本の海は、日本の田んぼは畑は森林は、これからも私たちに豊かな恵みをもたらし続けてくれるのだろうか?この貴重な自然環境も、先人たちの残してくれた尊い社会的資本の数々も私たちはどんどん失っていく一方なのだろうか?基幹統計があのようなお粗末な扱いに任されていて国は進路を決められるのだろうか?その重要性にふさわしい専門性の高い人たちの組織が必要だろう。最もそういう組織があっても今の政府では活用されないのだろうが。せめて現場の現実をしっかり認識し、今までの経験や知識の集積である科学に基づいた根拠のある誰にも開かれた議論の上に対策が講じられていくことが出来れば希望があるのだが。遠く離れたトンガの海底火山の噴火はこれからどのような影響が表れてくるのだろうか。何はともあれ遅ればせの謹賀新年。生産者の皆様、会員の皆様、今年も所沢生活村をどうぞよろしくお願い致します。