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ひがのひがめ2022.3.29.

所沢生活村の代表を務める比嘉は、とっても食いしん坊。安心して食べられる、おいしいものに目がありません。お味噌や梅干しや漬物を作ったり、割れてしまった卵でオムレツを焼いたりしては、「これ、食べてみて」とにっこり笑顔ですすめてくれます。そんな比嘉ですが、いつも社会の在り方について思索し、その思いを毎月の会報に「巻頭言」として綴っています。

毎日のご飯は、政治につながっている。
そのことに気付かせてくれる比嘉の文章を、ブログでもご紹介します。

通勤(?)途中の公園や学校の桜や菜花は今見事な色とりどりの美しさを競い、季節は人間の事情とは別にけなげに進んでいます。生活村の長年取り扱ってきたお豆腐の重大な問題が一応の結論を得ました。結局、いつまで最初の約束通りのお豆腐を頂けていたのかはわからないままなので、原料がはっきりわからない豆腐を工藤さんの豆の豆腐として最長の場合3年にもわたり会員の皆様に提供し続けていたことを私は心からお詫びせねばならないと思います。けれども同時に先日の話し合いで、作り方は最初の約束通りの、私たちが望んでいた以上の素晴らしい作り方であることが分かりました。ご説明の端々で、前社長ご夫妻、工場長さんだった方が、前会長さんと白根さんとの約束を守るために、どれほどの努力を尽くして下さったのかに思い至るお話合いとなりました。私たちが国産の有機大豆と自然な海のにがりだけを使って職人の手作りによる最もおいしい豆腐を食べ続けることは、現実に冨岡社長にしっかり確実に引き継いでいただけていて、この先困難な社会的経営環境が山積していても、島田豆腐を食べることにより今まで通り国産有機大豆の生産を応援していけることが可能だということがわかりました。この希望の光をまたいつの間にか見失わないように、努力できたらと願っています。(比嘉)