昨年2月のブログ「保育園の漆器更新を橋渡し」でご紹介したように、所沢生活村では保育園さんと漆器をおつなぎする活動も継続しています。
その活動に至る経緯は、昨年2月のブログで読んでみてください♪
今回は、所沢市内の保育園さんから、子どもたちのお椀15個と先生たちのお椀5個の修理をご依頼いただきました。所沢生活村の会員の要修理の漆器とともに、まとめて送って修理していただきます。
戻ってくるのは3か月後くらいでしょうか。新品のようになって戻ってくる日が楽しみです。
漆器は、作る段階でも、使っているときも、廃棄したあとも、環境や身体に有害なものは何も出しません。
プラスチックの食器にはビスフェノールAという環境ホルモンが含まれ、使用中も溶け出すことが広く知られています。ですから、とりわけ子どもたちの給食用食器としては、健康への悪影響がないことが明らかな漆器を選ぶのは賢明なこと。
漆器は「扱いが難しい」と思っている方が少なくないようですが、実は、安全性の面でも耐久性の面でも優秀です。もちろん、見た目も美しく、口当たりもなめらかで、熱が伝わりにくいので汁物を入れても持ちやすいという特徴もあります。しかも、塗り直して修理すれば長い年月使いつづけることができるのですから、使わない手はありませんよね。
というわけで、所沢生活村が継続しているのが、喜多方の会津喜多方漆器商工協同組合さんの漆器の販売と、漆器修理の橋渡しなのです。修理は、丁寧な仕上がりとリーズナブルな修理費が好評です。
所沢生活村では、江戸時代から続く喜多方の漆器づくりをこれからも応援していきます。
しっとりと手になじむお椀を塗り直しながら大切に使ってみたい方は、お気軽にお問合せください。