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ひがのひがめ2022.7.26.

所沢生活村の代表を務める比嘉は、とっても食いしん坊。安心して食べられる、おいしいものに目がありません。お味噌や梅干しや漬物を作ったり、割れてしまった卵でオムレツを焼いたりしては、「これ、食べてみて」とにっこり笑顔ですすめてくれます。そんな比嘉ですが、いつも社会の在り方について思索し、その思いを毎月の会報に「巻頭言」として綴っています。

毎日のご飯は、政治につながっている。
そのことに気付かせてくれる比嘉の文章を、ブログでもご紹介します。

コロナや戦争でグローバルな流通網は崩壊し、世界の軍事費は史上初めて200兆ドルを突破、軍需産業の株価は10%~20%上昇。一方で世界の農民がロシアに対する制裁の副次的犠牲者になり、飢餓の危機は経済が発展していない国々を直撃し先進国では生活水準の低下が始まっている。日本では、衆議院議長は統一教会の会議に出席し「政治と宗教は一体化するべき」との訴えに「大変意義深い」と応じ、国家公安委員会委員長は統一教会の関連団体のイベントの京都府実行委員会委員長でもあったという自民党が圧勝した。また、518日、「卓越大学法」が国会で成立し、大学を学術的評価より稼げるかどうかで評価する仕組みが整った。これは「学問の自由」「大学の自由」を定めた憲法の明らかな違反ではないか。世界の多様な人々や、科学、言語、文化、歴史に出会うための大切な場が大学ではないのか。新自由主義に組み込まれる世界の中で私たちは日本国民の中に今まで育ってきたまっとうな社会的意識に期待して有機農業の拡大に微力を尽くしたい。有機農業は化学・鉱物肥料も農薬も必要としない。地域内自給、循環、自然との共生を目指す。日本は有機自給国家を目指さなくてはならないのは明らか。農水省は「みどりの食糧システム」で有機農業を現在の50倍にという目標を掲げているが・・・(比嘉)