所沢生活村の代表を務める比嘉は、とっても食いしん坊。安心して食べられる、おいしいものに目がありません。お味噌や梅干しや漬物を作ったり、割れてしまった卵でオムレツを焼いたりしては、「これ、食べてみて」とにっこり笑顔ですすめてくれます。そんな比嘉ですが、いつも社会の在り方について思索し、その思いを毎月の会報に「巻頭言」として綴っています。
毎日のご飯は、政治につながっている。
そのことに気付かせてくれる比嘉の文章を、ブログでもご紹介します。
カリブ海の小さな島フランス領のマルティニクでは未だに有機塩素系農薬クロルデコンの被害に対して仏政府の酷い差別があることを知った(毎日新聞11/27)。古い-農薬の問題でさえいまだにこのような状況だ。今、コロナの先も見通せず、歴史を何十年もさかのぼる軍事侵攻さえ9か月経っても解決できない現実の中、地球の自然環境は危機的状況を深め、気候変動の懐疑論・否定論が人々を惑わし、グレタさんに「世界のすべての期待が、疲れ果てた十代の若者たちの肩にのしかかっている」と言わせている。来年1月に前身の「牛乳友の会」立ち上げから満50年になる。今自分たちが担えることは何なのか、歴史に学びながら人権が当たり前に守られる民主的な社会を目指して所沢生活村を残して行けたらと願う。最近のネット空間では事実と虚構の区別を私たちが見分けることが非常に困難になっているし、私たちにはまったく見えないところで時には選挙結果を左右するほどの操作が恣意的に行われていることが指摘されている。また、例えばグーグルとアマゾンがイスラエル政府にクラウドの提供を契約しこれに反対する従業員が今夏退職を余儀なくされた。この技術は顔表情認識や動画分析や感情分析などをイスラエル政府に提供するもので、同地区に住むパレスチナ人に武器として使われることが懸念される。大問題ではないか。(比嘉)