所沢生活村は、1973年3月に「牛乳友の会」として発足以来、現在に至るまで生産者と直接提携し、無農薬・無添加食材の共同購入活動を展開してきました。
1978年に会の名称を「所沢生活村」とあらため、2012年に「ＮPO法人所沢生活村」となり、生産者も会員も運営方法も時代とともに変遷し、紆余曲折も波瀾も乗り越え、「たべる約束・つくる約束」を大切に育みながら50年の歴史を刻んできました。
2022年5月の総会での提案から、有志の理事たちが実行委員となり、50周年記念企画の準備がスタート。イベント、記念誌の発行、ロゴ作成の３つの企画を進め、ちょうど50年のタイミングの2023年2月18日に「50周年のつどい」の開催、記念誌発行、ロゴお披露目を実現できました。
当日は、会員のみならず生産者の方々も一緒に50周年をお祝いしました。
遠くは、山形県の高畠や岐阜県の中津川からの参加もあり、また、広島在住の理事をはじめ、山形や京都の生産者の方々、東京の鰹節屋さんともオンラインでつなぎ、思いや苦労を共有することができました。
新型コロナウイルス感染症の予防に気を付けながら、久々にみんなで食卓を囲み、どこの誰が育てたものか、誰がどんなレシピで作ったかなど興味津々に舌鼓をうちました。
会の運営の核になっている事務局も、少なくない生産者も高齢化が進み、これから課題山積、継続の道を探る中で迎えた50周年。
関わる人たち一人ひとりができることを持ち寄って実現した50周年記念事業が、次の一歩への大きなパワーを生み出したように感じています。
これまでの活動にご助力、ご協力くださった方々、そして活動を立ち上げ、綿々と紡ぎ繋いできてくださった先輩方に敬意を表し、深く感謝しつつ、未来への希望を育んでいきたいと思います。
