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ひがのひがめ2023.3.28.

所沢生活村の代表を務める比嘉は、とっても食いしん坊。安心して食べられる、おいしいものに目がありません。お味噌や梅干しや漬物を作ったり、割れてしまった卵でオムレツを焼いたりしては、「これ、食べてみて」とにっこり笑顔ですすめてくれます。そんな比嘉ですが、いつも社会の在り方について思索し、その思いを毎月の会報に「巻頭言」として綴っています。

毎日のご飯は、政治につながっている。
そのことに気付かせてくれる比嘉の文章を、ブログでもご紹介します。

 

50周年のつどいや昨年の会報500号記念を通じて、たくさんの古いお付き合いの生産者さんから改めて大きな力を戴いた。直接お会いできたり、ZOOMでだったり、お電話だったりだがやはり直接の接触は少し次元が違うようだ。50年を経て続けてきた意味は圧巻だ。改めてその生産方法を認識させていただいたことも多い。古い会報に詳細な記事の残る野村養蜂さん、愛知食油さん、飯尾醸造さんをはじめ、吉村茶園さん、本宮石鹸さん、中川信行さん、秋津(中川)さん、高橋稔さん、帰農志塾さん、木次乳業さん、新しいところではオギノエンファームさん、皆川さん、伏高さん、などなど改めてその志の高さと温かさに触れ、消えゆく危険性の大きさに気付かされる昨今です。私たちの国は、ロシアの恐怖を背景に「専守防衛」から「先取反撃」へあっという間に変え、さらに人権抑圧へ働く方向へ変えた、世界に恥ずべき入管法改定案が閣議決定され、袴田さんの再審開始はようやく決まったが、OECD(経済協力開発機構)加盟38か国中死刑を執行している国は米国と日本だけ。人権を重んじる国に、人の命に直結する食べものや農業・酪農を大切にするためにこそ税金をつかう政府を持ちたいと切に願う。もうすぐ統一地方選。選挙は私たちのためのものです。私の、貴方の一票が社会を変える、まだ。       (比嘉)